赤薙山南尾根〜女峰山(その1) | H17.5.28 |
6月も近くなり、前日光の山歩きでは暑さを感じるようになってきたので、標高を上げて表日光を歩くことにしました。 とはいえ、表日光のメインルートは人が多そうで気が進まず、地形図と相談した結果、霧降高原歩道から赤薙山の南尾根を経由して女峰山まで歩くことにしました。 この赤薙山南尾根、素晴らしい尾根でした。 帰りは雲竜渓谷を東に見下ろす尾根を下り、霧降へ戻る周回ルートとしました。 まずは、女峰山までの山行記録です。下山に関しては次のページにまとめます。 |
霧降高原歩道・駐車地5:13---沢二股渡渉・尾根取付き5:35---1404ピーク6:39/6:55---1767ピーク7:50---赤薙山8:35/8:55---奥社跡9:41/9:50---2209ピーク10:07---2295ピーク10:38---2318ピーク11:14---女峰山12:08 |
@ | 日光から、霧降高原有料道路をスキー場方面へ向かうと、メルモンテ日光霧降があり、すぐその先に、霧降高原歩道の入口がある。 有料道路沿いのこの辺りには非常駐車帯はあるものの、終日駐車に適した場所が無いので、高原歩道を車で入ったすぐ北側の広場に駐車。 高原歩道を奥に歩いていくと、5分ほどで道は分岐する(@)。 分岐点には「見晴台⇔バス停」の小さな案内標がある。 この分岐は、案内標は示していない右(北西)へ進む。 道は、中ノ沢の河原で行き止まりとなる。 河原に下りると、南には堰堤、北には中ノ沢とヒネリギ沢の合流点が見える。 この、沢の二股地点から派生する尾根(A)に取り付くのだが、渡りやすいところで沢を渡渉し、尾根に取り付く。 尾根に取り付いてしばらくはミヤコザサと樹林の中を歩く(B)が、明るくてなかなか雰囲気の良い尾根だ。 獣道が所々に付いている。 時折、ヒネリギ沢の対岸尾根が眼に入る。 尾根筋は徐々に傾斜を増し、ヤブが煩くなってくる。 1404ピーク近くの、わずかに尾根筋を外れた場所に大岩があり、雲竜渓谷〜一里ヶ曽根のガレた山肌が一望できる。 1404ピークの先は、急傾斜のヤブとなり、ジグザグに登っていく。 この辺りにもかすかに踏跡が付いている。 密藪(C)を漕いでいるうちに、片方の手袋を落としてしまったことに気付いたが、探しに戻る気にはなれなかった。 ヤブ抜けると傾斜は緩くなり、抜けるような青空を仰ぐ笹原となる(D)。 この辺りは、踏跡など無くても問題は無い。 ただただ北西に高度を稼いでいけばよい。 やがて、前方に1767ピークが視界に入ってくる(E)。 徐々に笹原は終わりを告げ、ヤブが近づいてくるが、密藪というほどでもない。 1767ピークは、大して問題の無いピークでそのまま通過。 高度を稼ぎながら登り詰めていくと、赤薙山直下の急登手前の鞍部に出る。 この鞍部だけ、ガレている。 直下の登りは、なかなかキツいが難しくはない。 コメツガのヤブの坂を登り切ると、黄/黒のロープがあり、これを跨げば赤薙山の山頂だ(F)。 赤薙山神社の立派な鳥居があるが、展望は無い。 赤薙山から少し進んだところに、キスゲ平・女峰山への案内標がある(G)。 赤薙山は、登山ルートからはわずかに外れているのだ。 この先の奥社跡(2203ピーク)までは、笹原の登りからは想像もつかない岩稜となる。 南に、切り立った1983ピークが目立った姿を見せる。 奥社跡も展望は無い。妙に立派な案内標が寂しそうに立っていた(H)。 奥社跡からは、北へ50m下って50m登り返すが、残雪がまだ相当残っていて歩きにくい。アイゼンを着用するか迷うところだが、そのまま進んだ。 登り返した地点が2209ピークで、六方沢北岸の尾根が合流する。 西へ方角を変えて緩やかに歩を進める。 陽当たりのある場所は残雪は無く、日蔭は残雪が多い。 さすがに主稜線だけあって、雪上には踏跡がハッキリ付いている。 やがて、砕石の2295ピークに到達(I)。 「一里ヶ曽根」の標識と、石祠がある。 展望も利くが、この日は赤薙山から先は終始曇り+ガスで、展望はゼロであった。 2295ピークからは砕石の足元不安定な急坂を下る。 鞍部は残雪が深い。 鞍部からの登り返しの途中に、水場の案内標があった。 行こうかと思ったが、水は足りているし、水場方面は雪が深くて難儀しそうだったのでそのまま通過した。 2318ピークで進路は南西へ変わる。 南東に向きを変えるとガケを登るような急登となる。 急登を終えると、一面ハイマツ林となる中に踏跡が続く。 女峰山はすぐそこに見えているのだが、ここからが意外と長い。 女峰山の頂が見える直前ピークに、三角点が置いてある(J)。 そこからひと足で、女峰山の社に到着(K)。先客が2人いた。 社からもうひと足登ると頂上だ。 一面ガスの中で展望はゼロであった。 出発から、7時間を要した。さすがに遠かったな〜という感じがした。 |
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