赤薙山南尾根〜女峰山(その2) H17.5.28


赤薙山南尾根から稜線伝いに女峰山まで来ました。
晴れたのは赤薙山手前までで、その後は雲と霧で女峰山も展望はゼロ。残念ですが、仕方ありません。
帰りは、霧降まで周回して戻れる雲竜渓谷の西岸尾根を通りましたが、地形図の印象に反してルーファンは難しく、帰着は夜になってしまいました。
女峰山12:30---唐沢小屋13:05/13:10---箱石金剛13:50---黒岩14:35---1603ピーク17:09---林道出合17:38---見晴台18:57---駐車地19:29


@ 霧の女峰山(@)から、南に下る。
尾根道とは似ても似つかぬガレ道で、あまり面白くはない。

ガレ場は、石にペンキでペイントしてあるので目印になる。
浮石に注意しながら下りていく。

樹林帯に入ると残雪が目立ち始め、やがて唐沢小屋に着く(A)。
内部を覗きたかったが、中で何人か談笑中だったのでやめた。

唐沢小屋前に案内標があり、ここでは二荒山神社方面へ進む。
残雪に足を取られそうになる。慎重に歩を進める。

ガレ場のトラバースが2回立続けにあるが、木に四角い目印が貼ってある(B)ので進路を誤ることはないだろう。

樹林帯をアップダウンしながら進み、箱石金剛に到着(C)。
どんなところかと思ったが、古い石祠があるだけだった。

ここからの下りはなかなか急だ。
時間にそう余裕はないので、なるべく急ぎながら下りる。

やがて樹林帯から緩やかな笹原(D)の中の踏跡を辿るようになり、再び急降下すると黒岩の展望地に着く。
ここも、霧でまったく見通しが利かない。残念・・・

黒岩からは1913ピークを登らず、ガレキ沿いにトラバースする。
岩に目印がペイントしてあるので、迷うことはない。

トラバースが終わった地点には案内標がある(E)。
ここからは踏跡通りには進まず、見通しの良い笹原を東に下って雲竜渓谷側の尾根にまたまたトラバースする。

この尾根、最初は獣道?も付いていて分かり易いが、途中から地形図には現れない枝尾根が谷側に派生しており、引き込まれやすい。
雲竜渓谷の絶壁沿いぴったりに進もうとするとハマってしまうので注意したい。
特に、標高1500m付近で尾根が分かれる地点は、下りだと非常に分かり辛い。

この尾根を下りで使うときは、1回2回のルーファンミスは覚悟で歩きたい。
とはいえ、とても爽快な笹尾根である。

1303ピーク手前の鞍部に下りる地点も分かり辛い。
注意していれば大丈夫なのだろうが、それまで2回ルーファンミスしたリカバリーの疲れと、時間を気にしたことで注意散漫になってしまった。
途中で気が付いて、鞍部までトラバースして復帰した。

1303ピークはヤブ以外は何もないので、そのまま通過。
ここからの下りもクセ者で、尾根が広くて分かり辛い。
ここまで来ると林道は近いので、林道側を意識してしまうのだが、そうすると枝尾根に引き込まれてしまう。
ここでも1回ルーファンミスをした。

ヤブで視界が悪いので、林道は突然見えてくる。
林道に下り立つ地点は擁壁があるが、擁壁沿いに奥(西側)へ下る。

ミスを連発してしまったのでどうなることかと思ったが、どうにか林道に下り立ち(F ※振り返って撮影)、まずはひと安心。
ただ、ここからがまだ長い。霧降高原歩道が待っている。

林道は舗装されていて歩き易く、カーブを繰り返しながらグングン下っていく。
霧降高原歩道方面の分岐には、見晴台方面を示す案内標と、登山者カードのポストがある(G)。ここを左折して北へ進む。

やがて稲荷川のほとりに出る。
ここには橋は架かっていないので、渡渉する。
少し上流側で渡渉したほうが川幅が狭く、渡りやすいかもしれない。

さらに舗装道を進んでいくと、見晴台方面入口を示す案内標があるので、これに従い山に入る。

この日は曇り空で、もうすっかり日が翳ってきた。
霧降高原歩道は踏跡は明瞭で、特にルーファンの必要はない。
ジグザグに山肌を登って行く。
鹿が2頭、ヤブの中を走っていった。

登りが緩やかになり、北から北西に進路を変えると間もなく見晴台に着く。
晴れた昼間なら展望は良いのだろうが、すでに周囲は暗く何も分からない。

見晴台から先は、樹林帯の明瞭な踏跡を進む。
木は鹿除けの白いガードで囲まれ、夜に見ると異様な光景だ。

サーチライトを頼りに黙々と進む。
やがて鳴沢に出る。
今朝は二股となる地点を渡渉したが、ここはその少し下流になる。
あまり立派ではないが、橋が架かっている。

橋を渡ると、ごく緩やかな登り道となる。
道は車が通れる程度の道幅がある。

今朝通った分岐地点を過ぎ、ようやく駐車地に到着した。
14時間を超えるロングウォークになったが、この高低差をこれだけ歩けたことには満足であった。あとは天気さえ良かったら・・・

次回の女峰山は、絶対に晴れのときに行きたいと思った。
A
B
C
D
E
F
G


【ルートマップ】






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