茶臼山〜毘沙門山 H17.10.21


大谷川とのコントラストが綺麗な今市市の里山です。
忙しい日が続いて山歩きできずにいましたが、久々に取れた休暇で久々の里山歩きとなりました。
茶臼山は山頂を特定しにくいピークでした。毘沙門山は、手軽に登れる素晴らしい展望台です。
倉ヶ崎新田・茶臼山登山口駐車場)12:48---(茶臼山)13:22/13:27---(今市TV中継放送局)13:45/13:50---(毘沙門山)14:21/14:40---
(県道青柳・今市線)15:02---(駐車場)15:50


@ 茶臼山〜毘沙門山の稜線は、国道121号の大谷川を渡る地点からよく見える。
さらに国道121号を直進し、東武・大谷向駅・今市警察・コジマ電機の前を通り、茶臼山を真左に通り過ぎると、歩道に「茶臼山ハイキングコース」の案内標(@)がある。
小さいので、見落とさないようにしたい。
なお、中央分離帯があるので、反対方向からは入れない。

左に入ると、すぐ左手に小広い駐車場があり(A)、駐車場の先に「茶臼山」の案内標がある。
ここから、登り始める。

始めのうちは急登が連続する。
息を切らせて小尾根の上に出ると、なだらかになる。
展望は無いが、木々の隙間から時折121号方面が見下ろせる。
さすがに、まだこのあたりは紅葉していない。

方角を北西寄りに変え、まずは1つ目の500m級ピークに達する。
丸く山頂らしい形をしているが、展望は無い。

ここから先は、同じようなコブが連続し、どれが茶臼山の山頂なのか判別しにくい。
相変わらず、展望は無い。
完全な落葉期に訪れれば、多少は利くかもしれない。

緩やかなアップダウンを繰り返していくと、小さなコブ上に、前日光でよく見かける自然愛護の看板があり(B)、余りスペースに「茶臼山 517m」とマジック書きされている。
ハッキリとは特定できないが、歩いた距離感から推側するに、ここが茶臼山山頂と思えた。
ただ、整備されたハイキングコースとしては、あまりに素っ気ないので、もう少し先かと思い歩いてみることにした。

とても気持ちよいが、展望の無い道をさらに15分ほど進むと、突然茶臼山の山名板が2枚現れる(C)。
先ほどの自然愛護看板のピークよりは広い場所だが、どう見ても地形図上は行き過ぎたようだ。
ここは、茶臼山のひとつ北の、510m級ピークだろうと思う。

このピークから下って鞍部に達すると、道は逆S字にカーブして再び北に進む。
登りに転じて少し行くと、何の跡か、立派なコンクリート基礎がある(D)。

さらに登って行くと、「茶臼山⇔毘沙門山」の看板のある十字路となる。
右は中継局管理道、直進は550m級ピーク山頂にあるTV中継放送局へ。左はピークを巻く道である。
案内標は、毘沙門山へは左へ行くよう指示しているが、直進してTV中継放送局に寄ってみた(E)。

放送局の建物の西側から反対側に出ると、さらに北へ踏跡が続いており、先ほどの巻き道を使う必要は無い。
なお、建物の東側からは回り込めないようになっているが、東側は展望が開けている。ただ、大きなアンテナがちょっと邪魔をしている。

北進していくと、先ほどの巻き道が合流し、そこには再び案内標が立っている(F)。
次の小ピークでは再び案内標が現れ、毘沙門山へは北西に90度転回して下る。
直進する尾根筋は、東へカーブして大桑方面に下ってしまう。

案内標に従って左折すると、道は北西の小尾根ではなく、小尾根の西側を下っていく。この下りには、階段が付けられている。

下り切って鞍部に出て、再び登る。
道は、尾根筋から外れて、毘沙門山の東の肩を巻くように、南西側に付けられている。
東の肩からは、岩混じりの急登になるが、それも一瞬で、毘沙門山の南東部の尾根に出る。
やや緩やかになって登り詰めると、ビニールメッシュの柵が現れる。
柵を回り込むと、毘沙門山山頂である(G)。

三等三角点があるが、頭が欠けている。

山頂からは、東〜北へかけての展望が素晴らしい。
真正面に一際目を引くのは、高原山の山々。
麓の景色もなかなか綺麗なものだ。

柵の中は、8m四方の反射板である(H)。
この反射板は大きいので、麓からもハッキリ確認できる。
銘板を読むと、設置されて30年経過している古いもののようだ。

展望を楽しんだら、北へ下る。
下ってすぐに再び展望が開け、今度は日光連山が一望できる。

急坂を下り切って、緩やかに登るが、542ピークはどこが頂なのかも分からずに通り過ぎる。

緩やかに下っていくと、案内標が現れる(I)。
尾根筋を直進すると大桑、左は瀬尾方面に下るのだが、案内標では「降り口」とだけ記されている。
大桑方面への下りはどのように辿る道なのか興味があったが、こちらへ下ると車道歩きが大回りになってしまうので、左へ瀬尾方面へ下ることにした。

展望の無い小尾根を10分ほど下れば、砂利道の林道に出る。
踏跡を下り切った地点には、朽ち欠けた小さい案内標があった(J)。

林道を数m進むと、大笹牧場へ通ずる県道に出る。
この林道入口には、「このコースはみんなのものです・・・」と書かれた看板が立っている(K)ので、逆コースで歩く場合は目印になる。
また、ここのすぐ南には、日光地区聖苑(斎場)がある。

ここからは車道歩きで戻るが、交通量が多い道なので、瀬尾地区の集落に入ってから東へ折れていくとよい。
道端には道祖神があったりして、雰囲気のよい道が続く。
車道歩き50分ほどで、駐車場に戻った。

久々の里山歩きだったが、高い藪山をルーファンして歩くのとは違った安心感があって、やはりなかなか捨て難いものがある。
この冬は、多くの未踏の里山を歩きたいと思っている。
A
B
C
D
E
F
G
H
I
J
K


【ルートマップ】







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