伯耆大山 | H19.5.1 |
たまには県外の眺めの良さそうな山を・・・ということで大山へ出かけましたが、このGWは中盤があいにくの悪天候。 奇跡的に晴れ間は覗いたのですが、やはり山頂付近の速く流れる雨雲は嘘ではなく、強烈な風雨にさらされて、山頂近くで断念して下山しました。 なかなか印象に残る山でした。 |
(大山寺近くの駐車地)10:30---(一合目)10:44---(六合目避難小屋)11:38---(標高1600m地点)12:31---木道案内地点で撤退---(元谷出合)13:46---(大神山神社奥宮)14:14---(駐車地)14:40 |
@ | 米子市内から県道24号線(大山環状道路)を東に向かって大山に向かう。 この日は悪天候との天気予報だったが、何せ期日を決めて遠方から来たので、今さらずらすことができない。 それでも、山頂部に黒く流れる雲以外は晴れて、よくここまで回復したと思える天気になった。南壁のガレ具合がよく見える。 大山寺へ向かう道と分かれて突き当りを右へ入ると大山寺橋を渡り、すぐ左手に駐車場がある(@)。 ここが夏山登山コース一口に一番近い駐車場になる。 料金所の小屋があるが、徴収しないようで無人になっている。 県道を進むとすぐ左手に、登山道入口の階段があって、石垣の間を登る。 石段(A)がしばらく続き、会社の保養所なども見られる。 右手に阿弥陀堂を過ぎると登山道に変わってくる。 登山道には1合目ごとと、1000mごとに標柱が立つ(B)。 道は階段状に土留め処理されているが、段差が大きくて歩き辛い。 左右に迂回して階段を避けて歩くが、これだとかなりの距離損。 これなら、斜面のままのほうがまだ歩き易い。 4合目あたりまでは眼下に麓の光景を見ることができたが、5合目から曇ってきて、風も強くなってきた。 5合目の先で、元谷へ下るルート(行者コース)を分ける(C)。 相変わらず高くて段差の合わない階段を登り、避難小屋のある6合目(D)に到着。 何人か休憩している登山者と会う。 小屋の中は2人しか横になれないスペースしかなく、橇がある以外は備品は何も置かれていない。 上を見上げると、分厚い雲に覆われ、視界を遮っている。 悪天候は確実で、登り始めたときより悪くなっているようだった。 行けるところまで進んで風雨が強くなったら撤退するしかないと思った。 6合目から先は好天時は隠岐まで望めると聞くが、眼下はずっと真っ白。 せめて山頂は踏みたいな〜と思いつつ登る。 1600m(E)まで来たところで、いよいよ風雨が強くなって、そろそろ難しいかな・・・でもあと100mもないのだから戻りたくないな・・・という雰囲気に。 頂上台地から木道となる。その木道入口で風が強くなり、ここで撤退を決心。 口惜しいが、仕方がない。前日の天気予報では最初から無理かと思ったがよくここまで登れたと理解するしかない。 帰り道、軽装で登ってくる登山者に何人か会った。大丈夫なのか心配になった。 6合目避難小屋で昼食しつつ下山。 高い階段は下りでも歩くにくかった。 5合目からは、行者コースを下ることにした。 しばらく木の階段で急坂を下っていくが、こちらは何段にもこまめに整備されており、段差も小さく歩きやすかった。 ジグザグ相当下って、元谷の河原に出た。立派な2階建ての避難小屋がある。 ここから眺める北壁は圧巻と聞いたが、白くて何も見えなくて残念。 河原は広いが、水量は少ない(G)。 登山道の道標に従い進むが、沢は飛び石を伝って渡る。 対岸には林道が延びて来ており、これを下ってもよいようだが、左に大山寺方面を示す道標があって、林道と分かれて河原に沿って歩けるようになっている。 しばらく沢と堰堤を見ながら緩やかに下り、宝珠尾根へ至る尾根への分岐点を過ぎると間もなく大神山神社奥宮に着く(H)。 本殿は国の重要文化財に指定されている立派な神社だが、境内はひっそりしていて誰もいない。 ここからは石段を延々と下る。 歩き辛い階段登りをしたので、少し足が痛い。 石段が終わると舗装道路になる。 天気は穏やかで、山中の悪天候が嘘のよう。 またいつか来れるのか分からないが、山頂(弥山)を踏めなかった心残りを少しかみしめつつ、後にした。 |
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