馬立から富士見峠〜帝釈山〜女峰山周回 | H19.10.21 |
前日、男体山で初雪観測とのニュースがあり、冬装備無しで奥日光を歩ける最後のチャンスと思い、今年まだ歩いていない女峰山へ出かけました。 標高2300mほどになると雪が残り、北斜面には解けずに残っていました。 山頂付近のコメツガには氷が付き、樹氷になっていました。 |
(志津林道標高1727m地点手前・駐車地)6:37---(馬立入口)7:10---(富士見峠)8:45/8:55---(帝釈山)9:45/9:50---(専女山)10:00---(女峰山)10:25---(三角点)10:30---(女峰山)10:35---(唐沢小屋)11:10/11:20---(馬立)12:18---(駐車地)13:15 |
@ | 奥日光も初冠雪観測のニュース。 今年もやはり女峰山へ登りたい!の思いで、少々の雪は覚悟の上で念のため軽アイゼンを携行し、早朝に出発。 いろは坂を登ったのはまだ朝5時台であったが、紅葉が始まっているからか、すでに2車線とも間断なく車が続いていた。 二荒山神社中宮祠駐車場にも沢山の車が停まっており、男体山も人出が多いようだ。 光徳駐車場で休憩し、志津林道へ入る。 昨年は大真名子〜小真名子山を初雪の日に歩き、林道もすでに白くなっていた。 志津峠の広場には6:30過ぎに到着。あと数台は停まれるかな?という状態で、朝早い人はいるものだ。 ここから先のゲートまで車を進める。 ゲート前は元々3〜4台しか停められないが、やはり一杯になっていたので、少し戻った路肩に停めて出発した。 最初は緩やかな下りで、野州原林道を分けてからは緩やかな登りとなる。 夫婦鹿滝への道は廃道となっている。 馬立入口までは路面状態は良いが、そこから先はかなり荒れてくる。 薙を越すカーブでは道が流失している場所もあり、踏跡だけが細く付いていた。 つづら折にカーブしながら高度を上げ、1950mほどになると再び緩やかな歩きとなる。 最高の晴天で(A)風も無く、非常に良いコンディションで登れそう。 谷へ下っていく道を分け、直進すると、道は踏跡程度のものになると、 やがて富士見峠に到着(B)。 ここを訪れるのは2年ぶりである。 もう登ってきたのか、ハイカーがひとり休んでいた。 富士見峠からは、抉れた登山道の登りとなる。 以前は下ってきたのだが、今回は登りである。 抉れ具合は相変わらずで、右に左に歩き易いところを選びながら進む。 周囲は樹林に囲まれ、展望は無い。 1時間近く単調な登りが続き、樹林が途切れてくると、振り返る向こうに小真名子山が大きく見渡せるようになる。 周囲の樹木には氷がまとわり付いて樹氷になっている。 そしてひと登りで帝釈山に到着(C)。 富士見峠からちょうど1時間である。 山頂は日光の代表的な山々に比べれば狭いが、丸くて眺めも良い。 ここから見る女峰山(D)は、岩峰であることを再認識させられる。 帝釈山からは痩せた岩尾根となる(馬の背)。 振り返ると、尾根の北面は樹氷、南面は針葉樹の緑とでハッキリしていた。 途中のピーク(専女山、E)の直下には鎖場がある。 これを過ぎると間もなく岩場登りとなり、女峰山頂上に着いた(F)。 山頂の様子は昨年登ったときと変わりないが、この日は晴天で展望は素晴らしく、昨年よりハッキリと富士山が見渡せた。 秋山シーズン最後の晴天と思えるこの日は人出も多いようだ。 山頂から東へ5分ほど進んだ三角点まで足を延ばしてみた。 小広く平坦になっているので山頂が混んでいるせいか、ここでも休んでいる人がいた。 再び山頂に戻り、唐沢小屋へ下る。 ガレ場(G)も相変わらずだが、それとなく踏跡が付いていて歩きにくいということはない。 ガレ場からダラダラと下って唐沢小屋に到着(H)。 ここでも休んでいる人が多くいた。 唐沢小屋から水場までは、急な下りとなる。 いつも思うことなのだが、小屋から水場まで10分では歩けない。 往復では30分は覚悟である。 馬立から登って唐沢小屋泊の方は、小屋に荷物を置いてから往復ではなく、汲んでしまってから小屋に行くことをお勧めしたい。 水場の先で薙を横切り、あとはこの薙に沿っての樹林帯の下りとなる。 急坂ではないが、単調で長く感じる。 時々堰堤に目をやると、昨年よりだいぶ工事が進んだことが分かる。 工事現場の方用のモノレールが現れると、馬立である。 ここでモッコ平へ向かうルートを分け(I)、ゴロゴロの石を渡り、急斜面をジグザグに登る。 登り切ったところで、林道に合流する。 昼を過ぎたが、林道でも登山者とすれ違った。 この時間では日帰りは無理、唐沢小屋泊まりなのだろう。 今年は登る機会がなく終わるかと思われた女峰山に、最高の秋の好天に恵まれて訪れるができ、満足して帰途についた。 |
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