男抱山〜半蔵山周回 H19.4.22


1月にろまんちっく村北方の男抱山(338ピーク)に登ったとき、眺めの良い山頂から北西に半蔵山の稜線がよく見え、繋いで歩けそうだと思いました
終始展望はありませんが、ひどい藪もなく、いかにも里山歩きという散歩が楽しめます。
(ただおみ温泉脇・駐車地)13:15---(男抱山=富士山の峠)13:32---(291P)13:53/14:05---(林道出合)15:03---(半蔵山)15:17/15:25---(羽黒山)15:46/15:53---(254m地点南部・林道出合)16:15---(駐車地)16:38


@ 国道293号を、新里町から徳次郎方面へ向かうと、右手にろまんちっく村を見て、ファミリーマートを過ぎると、すぐに左手に小さな墓地がある。ただおみ温泉の向かい側になる
この墓地前に3〜4台停められそうな空きスペースがあり、小さく「男抱山」の看板がある(@)。

踏跡を辿ると、左手は小沢となり、三叉路となる。
右は金毘羅宮の鳥居をくぐって男抱山に至る道で、左は富士山(男抱山の西隣ピーク)に至る道。

今回のコースは終始展望には恵まれないので、男抱山経由で行ったほうがよいのだが、すでに1月に歩いているので、谷沿いを直進する道を選択した。

男抱山はちょっとした岩の上の山頂で、視界は360度、宇都宮市内が一望できるピークなので、是非お薦めしたい里山のひとつである。

谷沿いの踏跡は明瞭で、途中、石祠と享保15年の石碑を見る(A)。
間もなくで、男抱山=富士山の峠に着いた。
峠には特に何もない。

峠から北へ直進する。北側へも、踏跡が付いている。
踏跡は谷筋に沿って延びているが、すぐ右(東)の尾根へ適当なところで上がる。

280m級の小さなピークに上がり、291P方面を見据えて北へ適当に下る。
このあたりは少しヤブっぽいところだ。
下り切った谷は、薄く踏跡が付いているようにも見える。

北西に登り返し、291Pへ着く。
ここも何もないが、大きな岩壁の上にあり、山頂部は平坦になっており、昔何か建っていたのではないかと思ってしまう場所だ。

291Pから北へ下る。
大きな垂直な岩壁(B)を見て、鉄塔巡視路に出る。
巡視路は尾根筋の西へ逸れ、一瞬森が途切れ、石祠(C)と崩壊した小屋の基礎跡を過ぎる。

再び樹林帯に入り、送電線が通っている280m級ピークを西に巻き、林道へ向かって踏跡は続いている。
林道は280m級ピークの西の尾根の西方を通っているが、林道に出ると遠回りになる。
尾根伝いに歩いていくと、半蔵山の南東で舗装林道に出合うのだが、直前で踏跡は薄くなるので、方向だけ定めて適当に進む。

林道出合い地点には、不法投棄を注意する看板があった。
北側の斜面は、林道を横切ってそのまま取り付くには急斜面だったので、林道を北東へ進んで尾根を回り込み、カーブミラーのある地点から再度取付いた。
ここには踏跡があった(D)。

踏跡は北東へ逸れていくようだったので、半蔵山の南西尾根に取付いて、薄い踏跡を適当に登った。
間もなくで、半蔵山の稜線に出た。
稜線のすぐ北側には作業道が通っており、これは三角点の北側を回り込んで終点になっている。

作業道の終点には、石祠がある。
ここから高みに向かっていけば、半蔵山の三角点がある。
山頂からは、展望はない(E)。

山頂から先ほどの作業道に下り、南西へ尾根伝いに進む。
作業道は石那田の仲根地区へ下るのだろうか、間もなく尾根筋を逸れて下っていってしまう。

作業道と別れ尾根を進むが、踏跡が付いており迷うことはない。
アップダウンを何度か繰り返すと、大きな石祠と、羽黒山の山名板(SHCカワスミ製)のあるピークに着いた(F)。
石祠は、大きくて立派なものだが、壁が割れて崩れてしまっている。

一昨年11月にこの尾根を歩いたときには、山名板はなかったように思う。
当時、この石祠ピークから南へ続いている踏跡がどこに続いているのか、興味を持った。
今回は、この踏跡を追って下山してみることにした。

下ると間もなく崩れて柱しかなくなった鳥居(G)があり、その先で踏跡は消滅してしまった。
地元の山の神なのだろうが、この鳥居といい、崩れた石祠といい、信仰は廃れてしまっているようだ。
そう思うと尾根伝いに丹念に辿るのも面倒になり、田口地区北側の254m地点に下る枝尾根に入って下山した。

あとは、田口地区の水の引かれた田んぼを見ながらのんびり下り、ろまんちっく村前で293号に出て、駐車地に戻った。
A
B
C
D
E
F
G


【ルートマップ】







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