六郎地山南東尾根〜南尾根 | H17.3.19 |
春も近くなり日も少し長くなってきたのでロングウォークをしてみたいと思い、六郎地山を歩いてきました。 菅沢まで延びる南東尾根から、県道14号まで延びる南尾根は、地形図を見るたびいつか歩きたいと考えていたルートでした。 当日朝は小雨で、雨が上がるのを待って出発し、終日風が強かったので、時間に余裕がなくなってしまったのが反省点です。 軽アイゼンを携行しましたが、雪はまったくありませんでした。南東尾根の登りはなかなかキツかったです。 |
(県道14号・462P北側駐車地)7:47---(菅沢・取付き)8:30---(647P)9:20/9:27---(663P)10:16/10:23---(林道横断)10:29---(六郎地山)11:57/12:15---(974P)12:46---(871P)13:20/13:25---(847P)13:42---(896P)14:05/14:12---(954P)14:50/14:55---(928P・両ノ手山)15:24/15:31---(641.5P)16:35/16:52---(県道14号・鹿沼/日光市境界)17:15---(駐車地)17:35 |
@ | (写真は後日掲載します) | 今回のコースは長いので早朝に取付くことが必要だったが、朝はあいにくの雨。 止む予報だったので、それに期待して出発した。 しかし小来川まで来ても止まなかった。 駐車地は、本当は西小来川菅沢寄りに駐車したかったのだが案外停めておけるところがなく、結局下山予定地にしていた日光/鹿沼の市境界寄りに入ったところに駐車した。 7:30になってようやく雨が上がり、菅沢へ向かってトボトボと歩き始めた。 雨が降っているうちに菅沢までの車道歩きをして時間稼ぎしておけば良かったのだが、いつ止むのか分からない雨の中の車道歩きは気が進まなかったので仕方ない。 菅沢地区の畑の中を突っ切り、適当に尾根に取付いた。 傾斜は急だがすぐに緩くなり、何の目的のものか木で組み上げた櫓のようなものが崩れかけてあった。 展望のない尾根を緩やかに登る。 北東へ急登すると610m級ピークに着くが何もないのでそのまま進む。 次の647ピークには、「六」と記された境界標がある。 北面が伐採されて眺めがよい。 ここから西に方向転換する。 「八」の境界標の地点で北の枝尾根へ引き込まれないように注意したい。 再び北西にカーブしながら、緩やかに下って行く。 標高600m地点で西に下る。この地点からは北側の道路が遠望できる。 663ピークとの鞍部には赤い境界標がある。 南東に登り、663ピークへの尾根に乗る。 急登を経て663ピークに着く。「四九」の境界標がある。 ここからは、北西の林道が見える。 北西に進むと展望が開け、林道の通る切通しにぶつかる。 ここは北面に薄い踏跡が付いており、ここから下る。 林道はよく走られているようで、轍が明瞭に付いている。 林道に下りた地点の対岸に木の梯子があるので、これで再び尾根に取り付く。。 老朽化していてちょっと不安だったが、登ってみると特に問題はなかった。 ここから先はひたすらキツい登りとなる。 周囲は伐採されて、明るいというより荒涼としている。 小川沢峠手前の大伐採地の光景を思い出した。 休み休み、マイペースで登る。 南面は六郎地山の尾根直下まで伐採されており、日差しが強いとキツいかもしれない。 1時間以上の急坂登りを経て再び樹林帯に入ると、六郎地山の尾根に出合う地点は近い。 合流地点には、「二〇」の境界標がある。 六郎地山へは北へ進む。 急坂登りから開放されてホッとする、緩やかな尾根歩きになる。 鳥獣保護区の赤い看板を過ぎ、菅沢の取り付きから3時間半ほどで六郎地山に到着した。 昨年ここに来たときは雨だったが、この日は快晴。 展望がないのは同じだったが、山頂の雰囲気は晴れている分暖かかった。 山頂で短い昼食を済ませて、長い長い南尾根へ。 登ってきた南東尾根を左に見送り、緩やかに下る。 このあたりは昔の何かの道の跡ではないかと思うような平坦な部分が尾根筋に残っている。 974ピークは何もない。下り口に白いヒモテープがあった。 さらに高度を下げながら南進し、石祠を見かける。 そのすぐ先のピークで、東へ方向転換し、暗い急坂を下る。 急坂の途中にも石祠を見かけた。 なお、ここを方向転換しないでそのまま南に下ると、川中島に下りてしまう。 急坂を下った鞍部には、鳥獣保護区の看板がある。 昔は、ここを上道陸神峠と言ったらしい。 太田と川中島地区を結ぶ道があった。 さらに東に登り返すと871ピークに到着。 ここは、色あせた境界標があるのみ。 ここからは進路は再び南となる。 847ピークとの鞍部に下ると、またもや石祠を見かける。 847ピークは何もないので素通りした。 896ピークに近づくと、菅沢方面の展望が良い。 登りがキツいので、このあたりでひと息入れた。 896ピークは、鳥獣保護区の倒れた看板がある。 地形図では、ここから緩やかに東へ下るように思えるが、実際にはガケとも思えるような急斜面を東に下る。ミニ岩稜といった雰囲気。 ミニ岩稜を渡って尾根筋に突き当たったら、南への枝尾根に引き込まれないように注意して、一旦左(北東だったかな?)に進む。 すると、間もなく「栃森公」の頭の赤い境界標のある、890m級ピークに着く。 896ピークからここまでは、地形図からでは分かりにくいかもしれない。 890m級ピークからは南→南東へと進む。 しばらくは楽なアップダウンが続くが、954ピークへの登りは、久々のロングウォークで足に堪える。 954ピークには保安林の看板があり、北への展望が良い。 南へ下り、まだまだ続くアップダウンを越えていく。 928.1ピークには「両ノ手山」の小さな看板があるが、展望はない。 地形図を見る限り、どの方向にも下れそうだが、尾根通しに南東へ下る。 下りの途中に大岩があるが、ここは北側を巻いて過ぎる。 鞍部まで下ると、ワイヤーが廃棄されていた。 ここから東へひと登りして、南に方向転換。 696ピークの手前で再び東に方向転換して下る。 このあたりは地形図では難しそうに感じるが、実際にはそう分かりにくくはない。 696ピーク手前から鞍部に下り、670m級尾根に上がるとここにも廃棄ワイヤーがあり、その先に赤い境界標がある。 ここからは南へ進み、東へ方向を換えていく。方向転換の場所には赤テープが二重巻きにされている。 641.5ピークは広くて明るいピークだが、枯れ草の下に埋もれているのか三角点は見当たらず、ウロウロしているうちに時間が過ぎてしまった。 ここからの進路は見通しが良いので明瞭。 尾根に沿ってネットが張られている。 ネットに沿って歩くのだが、平坦になるとヤブで歩き辛い。 途中で北に尾根が派生しているのでこちらに入ろうか迷ったが、明るい尾根を下ってきたので再び樹林帯に入るのが嫌で、東へ尾根通しにヤブを掻き分けて進んだ。 県道14号の日光/鹿沼の市境界部は擁壁で固められているが、それをどうにか除けて県道に下り立った。 歩き始めて9時間半、久々に長い時間を歩いて疲労が心地よく感じた。 20分ほど県道をダラダラ下って車に帰着。 久々に前日光の尾根を満喫した山行であった。 |
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