金鉱口から笹目倉山〜風雨雷山 | H18.4.29 |
G・Wの初日、連日の疲れで朝寝坊でしたが、なかなか山歩きの時間を取れずにいたので少し歩きたくなり、笹目倉山に登りました。この山はこれで3度目になりますが、まだ歩いていなかった金鉱口のルートと、宮小来川へ下る風雨雷山の尾根を使って歩きました。 |
天善教東側・駐車地12:40---金鉱口・林道終点13:15/13:20---笹目倉山13:50/13:56---風雨雷山14:16/14:23---宮小来川14:50---上原バス停14:59/14:01---天善教バス停15:10 |
@ | 笹目倉山は展望は楽しめないが、前日光では最も秀麗な姿の山だと思う。 昨年笹目倉山を登って天善教に下りたとき、少し東の林道入口に「登山道新設」の大きい看板があった。 看板のそばに「金鉱口まで車で入れます」とあるので、その翌週、車で登ってみたが、かなり急で積雪もあったのですぐに断念した。 それ以来、ずっと気になっていたのである。 その林道入口と天善教の中間の路肩に、桜の愛護を説く山中桜並木保存会の古びた看板があり、車が2台ほど停められるスペースがあるのでここに駐車して出発。 林道入口(@)から舗装道を登っていく。すぐに舗装は途切れる。 この林道を管理されている方のものだろうか? 幾つか建物がある。 急勾配の砂利道を進む。路面は雨水で浸食されており、やや砂質で、2WD車では難儀しそうだ。この路面を維持するのもひと苦労だろう。 途中で「久次と呼ぶ滝の由来」との大きな看板がある(A)。 読んでみたが、自力で林道を改修とは滝の説明と何の関係があるのだろう? 林道入口の大きな看板といい、なかなか力が入っているようだ。 地形図でも分かるが、北へ登ってきた林道が南へカーブする地点には休憩所があり(B)、このまま北へ谷筋を辿ることもできる(金鉱口で合流するようだ)が、その方向には親切にも?「帰り道」との標識がある。「笹目倉山」の看板に従って道なりに進む。 道脇には、100mごとに標識があり、標高を指すものかと思ったがそれにしては間隔が短い。休憩所の先ではもう800mの標識が現れ、笹目倉山の標高を越えてしまった。どうやら延長を示すもののようだ。 900mの標識からは再び北へ進むようになる。このあたりのほうが路面は良い。 谷筋は伐採されていて明るい。 林道入口から30分余で金鉱口に着いた(C)。ここで林道は終点となる。 車3台ほど駐車できる。 先ほどの休憩所からの道と思われるジグザグ道が谷筋を登ってきて合流する。 奥に鳥居があり、その先は洞穴がある。これが金鉱口の由縁か? かなり屈んで行かないと入れないので入るのは諦めた。 ここからは尾根を目指しての踏跡歩きとなる。 斜面をジグザグに辿るように道は付けられている。 雨上がりだと危険を感じる場所もある(D)が、よくこのような斜面に道を作ったものだと感心してしまう。 笹目倉山南東尾根の、680m級ピークとの鞍部で尾根に出る。 ここにはポストマークがあるので分かり易い。 明瞭な尾根を北西に進む。傾斜は緩やかで、歩き易い。 歩き易いように、尾根筋の木を伐採した形跡があった。 10分も歩くと、天善教ルートが南から合流する。 この分岐には看板がある(E)。昨年は無かったように思う。 そしてひと登りで天善教の社殿のある笹目倉山山頂に着く(F)。 地面に刺してある山名板が、三角点横に移動している以外は、昨年と変化は無いが、昨年は2回とも積雪があったので、どことなく違った雰囲気。 麓から見る姿が秀麗なだけに、展望が無いのがもったいない。 山頂からは北西へ進む。西の肩を過ぎ、明瞭な踏跡を辿る。 特に迷うようなことはないと思うのだが、オレンジのマーク(G)が多く付けられているのはやり過ぎの感を受けた。 標高740m地点で昨年北へ下った枝尾根を見送り、そのまま北西に尾根通しに進む。 標高650m地点で、尾根は一瞬西へ枝尾根を下るようになる。ここには案内標(H)があるので迷うことは無い。 案内標から間もなくは急な下りだが、すぐに緩やかになって、あとは踏跡通りに進めばよい。迷う材料一切無しで緊張感も無くなりかけ、ダラリダラリと下っていく。 しばらく下ってわずかな登り返しがあり、平坦になった先端が風雨雷山である(I)。 下ってくると平坦地の突端という印象しかないが、宮小来川からは秀麗な姿と相まって立派な山に見えるのだろう。 鳥居と石祠が3つ並んで鎮座している。石祠の右横を見ると、昭和31年と彫られていた。 立派な山名板も掲げられていた。 残念ながらここも展望は無い。 背の低い鳥居をくぐり、さらに尾根を北西に下っていく。 大岩が現れるでもなく、岩稜が現れるでもなく、難しい場所は皆無で、同じような勾配の下りを続けるのみである。 民家の屋根が見えるところまで下ってくると、、再び石祠があった(J)。 これは昭和36年と彫られてあった。 この石祠からすぐで民家の横に下山した。 ここには「笹目倉山・風雨雷山」の案内標があった。 同じ案内標がそのすぐ西の小さな交差点にもある。 ここから南へ進むと、近所の方に「笹目倉けぇ?」と声かけられた。 細い車道は宮内橋で黒川を渡り(地形図の「鍛冶屋」の文字のすぐ北)、県道に出る(K)。 県道を南に進むとすぐに上原橋で西黒川を渡り、そこにリーバスの上原バス停がある。 天善教まで歩くつもりだったが、幸運にもわずか2分の待ち時間でバスが来ることになっていたので、楽をしてリーバスに乗った。 普段は遅くて後ろにつくと嫌なバスだが、歩きとくらべれば雲泥の差で、わずか10分で天善教に着き、車に帰着。 笹目倉山はルートが豊富で、石尊山や鶏鳴山とつなげるもよし、笹目倉山だけを登って下りても色々なルートを辿れる。 今度はいつか西の肩から550ピークを経る南西尾根を歩いてみたいと思う。 |
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