城山 H18.4.9、4.22


日光線・下野大沢駅の南部に聳える山で、標高は低いですが独立峰で目立つ山です。
かつて板橋城という城があった山頂部は平坦です。低山だけあっていろいろな方面からの踏跡があります。
道標も多少整備されていますが、それほど名の知られた山ではないので、静かな山歩きが楽しめると思います。
(登山口・駐車地)13:12---(送電鉄塔前)13:25---(石祠小ピーク)13:33---(城山山頂)13:40/13:55---(359峠)14:09---(板橋林道)14:17---(駐車地)14:38


@ 国道352号(例弊使街道)の板橋交差点から東へ入り、JR日光線を跨いで北東へカーブしたところに板橋城址入口がある。
入口とはいっても、車は2台ほどしか停められない目立たない場所なので、気付かずに通り過ぎてしまうかもしれないので注意。

入口には(@)の通り、史跡地図が立っている。
踏跡に従って取り付く。道は送電鉄塔の巡視路となっている。
階段状の道を真っ直ぐに登っていくと、鉄塔の前で尾根上に出る。
ここから向きを南に変えて、尾根筋を登っていく。

よく踏まれた木の根の道(A)を進むと、城山の手前のピークのわずかな急登の手前で、南西に作業道らしき跡がある。
探検しようかと考えたが、まずは城山を目指す。

すぐに小ピークに着く。
愛宕山・羽黒山の石祠があるが、樹林の中で何の展望も無いコブだ。
そのまま通り過ぎて鞍部に下ると、鳥居がある(B)。

登り返して急坂をわずかに登ると展望が開ける。
西に進めば城山山頂に着く(C)。

山頂にはベンチが置かれ、板橋城の説明板(D)がある。
北西の樹林帯側に三角点がある。
南東側は開けていて好展望が得られる。

山頂を後にして南西に進み、少し下ると、南西の下板橋地区に下るとの道標がある(E)が、駐車地と離れた方面になるので探索はやめて直進する。

登山道入口の看板には、さらに南西の小ピーク(天狗岩)との鞍部から西へ九十九折で下る道があることになっていたが、そのような踏跡はなかった。

天狗岩のピークからさらに進む。
尾根は南向きになってさらに続いているが、踏跡はほとんどなくなってくる。

鞍部(359m地点)からちょっと(20mほど)登ったコブが最後のピークとなる。
あとは尾根なりに南へ進みたかったが、ヤブが濃く、駐車地から離れてまで辿る意味も無いような気がして、西へ杉林の斜面を下った。
下り切った場所には舗装された板橋林道が通っている(F)。

あとは、北へ20分ほど林道を歩いて駐車地へ戻った。
1時間半ほどのミニ山歩きであった。

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愛宕山・羽黒山手前の鞍部から南西へ作業道のような踏跡があったのが気になり、2週間ほどして再度訪れた。

同じ場所から同じように辿り、その作業道に入る。
今は使われていない道のようで草が繁茂している。
すぐに西へ下る分岐(※)があるがとりあえず直進すると、城山の北西斜面を巻いて、城山の南西鞍部に通じていた。
先日歩いたときにはこの合流地点には気付かなかった。

(※)の分岐地点から西へ下る道は、林業等で今も使われているかもしれない。
大きく蛇行しながら緩やかに下り、板橋林道に下った。
特に何の道標も無く、(@)の案内図に記載された登山道とは何の関係もない道のようだ。

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板橋城は、城山山頂部の平坦さが城跡の雰囲気を感じさせるが、それ以外には羽黒山に石祠が残るのみで、その他は特に遺構らしきものは何も見当たらなかった。

この山を訪れる大半の人は、(@)のある登山口、もしくは下板橋側から城山をピストンするだけのようだ。
山頂からの展望もよく、開放感があって、短時間で静かな山歩きが楽しめる山だと思う。
A
B
C
D
E
F


【ルートマップ】 (赤い線が今回通ったルート)






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