高知山〜寅巳山〜浅間山 | H17.1.10 |
大晦日の降雪のおかげで、前日光の山々はまだ歩きにくいであろうと思い、自宅近辺の低山巡りをしました。 今市市の大沢地区にある、高知山・寅巳山・浅間山です。 いずれも明瞭な登山ルートはありませんが、多少のヤブ漕ぎを伴う分、かえって面白い山歩きができました。 |
取付き地8:55---高知山9:20/9:30---ピートダイG.C9:55---取付き地10:15*****野鹿台団地最深部10:30---寅巳山11:15/11:25---野鹿台団地最深部11:55 ***大澤台病院駐車場12:15---神社入口12:25---浅間山12:40/12:45---368ピーク12:55---星観台13:00/13:05---日光わんわんの森13:15---大澤台病院駐車場13:30 |
@ | まずは、下野大沢のピートダイG.Cの背後に広がる高知山に向かった。 単なる山頂往復では面白くないので、東西の緩やかな尾根を縦走してみた。 日光街道(R119号)の大沢交差点から広域農道に入り、ピートダイG.C入口前を通過していくと、左にテニスコートがある。 ここの路肩が広くなっているので、ここに駐車。 振り返ったところに、玉石の塀の家がある。 少し道を戻り、玉石の塀が切れるところが小道が分岐するT字路になっている(@)。 この角に、古ぼけた工事中の標識がある。 ここが高知山からの尾根の突端になる。その、標識の脇から取付いた。 踏み跡らしい踏み跡は無いが、分かりやすい尾根なのでそのまま進んで行く。 ピートダイG.Cをすぐ左に見るあたりで、藪がひどくなる。 構わずかき分けて進み、再び樹林の中の道になると、薄っすらと踏跡が確認できるようになる。 ダラダラと登っていくと、途中で石祠が現れた。 小さなアップダウンを繰り返し、やがて高知山手前のピークに到達するが、何も無く、展望も皆無。 ピークを下ると、かすかに踏跡がある明るい尾根道となり(A)、高知山への登りにかかるが、そうキツい登りではない。 尾根筋には、頭を青く塗られた境界標があるので、これが格好の目印になる。 緩やかに登り詰めて行き、明るい高知山山頂に出た。 山頂には樹木が無く、小広くて休憩に良い(B)。 山頂からは、高原山方面がよく見渡せた。 南南東方向に下山路の踏み跡があるので、これに入ると、古ぼけたハイキングコースの案内標がある。 ゴルフ場をかすめてジグザグに登り返し、大きい石祠を過ぎて下って行く。 下り切った場所はゴルフ場の中だった。 ゴルフ場の中を、東方向に適当に歩いて行ったが、プレー中の中をてくてく歩くのは、何となく恥ずかしい。 朝通った広域農道に出たら、北進して駐車地に戻った。 -------------------------------------------------------------------- 寅巳山は、野鹿台団地から綺麗な独立峰の姿を見せる山である。 本来は東側に伸びる尾根からゆったりと登りたかったが、このあと浅間山に登る計画だったので、今回は野鹿台団地からの最短コースで登った。 日光街道から野鹿台団地に入り、三重塔を目印に右側へ入って行く。 最深部の道に上がると、右手にT字で行き止まりになる場所があり、ここに駐車(C)。 この駐車地から少し戻った、最深部の道に上がった最初の家の脇に登山口がある(D)。写真の玉石の塀と電柱を参考に探して頂きたい。 最深部まで来れれば誰でも分かると思う。 谷筋に付いている踏み跡はすぐに薄くなるが、尾根には上がらず谷筋をそのまま詰めて行った。 徐々に傾斜は急になり、喘ぎながらの登りになる。 樹林に視界は遮られるが、谷を外さずに登り続ければ問題ない。 急登の末に、寅巳山の北西の肩に通じる尾根上に出る。 なお、私が尾根に出た場所には写真右の黄色い小さい標柱があった(E)。 この枝尾根を北(左)へ進むと、寅巳山の北西の肩に出る。 この合流点には、木にビニール紐が括りつけられている。 ここは下りのときに分かり辛い場所なので、覚えておきたい。 ここから南東(右へ)5分も進めば、寅巳山山頂に着く(F)。 山頂は小広く明るいが、木々に遮られスッキリとした展望は望めない。 休憩もソコソコに、下山を開始した。 元来た道を戻り、先ほどのビニール紐の木を目印に南(左)へ枝尾根に入った。 行きに登ってきた谷筋を右に見送り、尾根筋を直進すると、間もなく下りになる。 この辺りまでは踏み跡もあり、所々に赤テープも確認できたが、下っていくうちに尾根は広がって踏跡は消滅した。 右手は行きに登ってきた谷筋なので、右側を意識しながら徐々にトラバース気味に下ると、谷筋にが見えてきて、行きに通った道に下り立つ。 あとはそのまま下って登山口に戻った。 どうも、味気無さが残った。やはり、東の尾根から登るべきだったと悔いた。 -------------------------------------------------------------------- 浅間山はよくある山名の里山で、名を知られた山ではないし、登り口がどこなのかも知らなかったが、適当なところから登って、浅間山だけのピストンではなく、その先の368ピーク〜星観台〜日光わんわんの森まで歩くことを計画した。 日光街道から県道青少年スポーツセンター線に入ると、間もなく右手に大澤台病院がある。 病院を右に見て通過し、少し進んだ右手に病院の第二駐車場があり、ここに駐車。 病院へ戻るように南に歩いて行くと、病院の南側に林道が伸びており、左折してこれに入る。 5〜6分進むと、山側に神社の入口らしき古い石段を発見。 この石段で少しでも高度を稼ごうと思い、ここを取付き地とした。 石段は相当古い物のようで、崩れかかった箇所もあった。 石段の頂上は、古い石柱と、古くて小さい石祠があるだけだった(G)。 石祠からは、北西(左上)方向に適当にトラバース気味に登り、浅間山の尾根南側を目指した。 踏跡はまったく無く、傾斜が急な場所もある。 やがて、尾根に到達。 ここには何かの跡にも思える、積み上げられた大きな石がいくつかあった(H)。 尾根筋は展望は利かないが、とても快適。 ゆるやかに登り詰めると、石祠のある浅間山山頂に着いた(I)。 残念ながら、樹林に囲まれ、山頂からも展望は無い。 浅間山からは北北東へ直進し、尾根が急に落ち込むところで北東(やや右前方)に下った。ここには、林業の方が使うと思われるロープがある。 ロープを伝って下り切り、鞍部を過ぎて登り返すと368ピークだが、何も無い。 ここから北に伸びる尾根に入ると、間もなく星観台に出た(J)。 ここは西面の木が刈り払われ、展望が利くようになっているが、いかにも人工的に無理矢理展望を利かせている感じがして、感動はあまり無い。 ベンチが設置されているので、休憩にはよい場所だ。 ここからは、下る一方になる。 尾根が終わるところは本来はやや急坂になる地形だが、星観台へ行き易くするために、ジグザグになっていたり階段があったりして、整備されていた。 下り切った場所は日光わんわんの森の最深部で、「ハイキングコース」の小さな案内標が立っている。 わんわんの森からBGMの音楽が聞こえてくる。 施設内の横断を拒まれているように聞こえた。 柵沿いに少し進むと、柵が壊れているところがあったので、ここから脇道に出た。 あとは、道なりに進めば大澤台病院から来る県道に出る。 ここを左折して駐車場に戻った。 |
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