小来川から高平山を越えて日光駅へ H18.3.5


東小来川新谷地区から788三角点峰へ北へ延びる尾根は、昨年高平山から火戸尻山を歩いたときからずっと気になっていました。
今回は788Pから892P〜996Pへ至り、未踏の996P〜鳴虫山の尾根も併せて歩くことを目標に出かけたのですが、途中から高平山へ方向転換して日光駅へ下山しました。
(今市駅)7:58===バス===(黒下)8:20---(尾根取付き・神社)8:30---(566P)8:58---(788P)9:55/10:00---(812P)10:27---(996P稜線分岐点)10:53---(854P)11:20---(高平山)11:39---(林道)12:11---(県道14号出合)12:25---(日光駅)13:00


@ JR日光線・今市駅前から、小来川行きのバス(7:58発)に乗る。
このバスは1日数本しかなく、これが朝一番の便になる。
宇都宮方面からの日光線は7:43着があり、接続はよい。

今市市街を抜けると、バスは自由乗降区間になる。
峠下バス停の次の、黒下バス停で下車。道なりに少し進むと、右手に尾根の突端が視界に入る(@)。
これを目掛けて道路を下り、畦道を歩く。

取付地点にはひっそりと神社があった。
石柱には「男體山」と彫られてあった(A)。「男体山」の旧字体のようである。
手入れされていて、今でも祭事が催されているように思えた。

神社の裏手から尾根登りとなる。踏跡はほとんどない。
なかなか急な登りに息も喘ぐ。
傾斜が緩んだところに石祠がある。

約150mを一気に登って550m級ピークに着くが、ここには何もない。
木に赤ペンキが塗られている。

鞍部から登り返して566ピークだが、ここも何もなく通過。
ここから先は分かり易い尾根筋だが、ずっと登り通しとなる。

788ピークの南の760m級ピークの北鞍部には、昔林業で使われていたと思われる、ワイヤー巻き機具が置き去りにされていた(B)。

あとはダラダラ登りで788Pに着く(C)。
三等三角点と境界標が置かれている。残念ながら展望はない。
鹿が多いのか、周辺の木々には鹿除けネットが巻かれている。

ここで問題勃発。何か一口つまもうと思ってザックを開けると、食糧がない。
車の後部座席に置いたまま、詰めるのを忘れたのだった。
鳴虫山への道程はまだまだ長い。かなり気持ちが萎えてしまった。
996ピーク/高平山の尾根分岐点で空腹感と相談して途中下山するか決めることにしたが、たぶんもたないだろうと思った。

ここまでは登り一辺倒で来た感じだが、ここから先はアップダウンの繰り返しとなる。
展望はあまりないが、気持ちの良い落葉樹の原生林尾根(D)に気持ちも多少は持ち直した。

途中の812ピークを含め、幾つかの800m級ピークを越え、996ピーク/高平山の分岐点に到着。
ここは、昨年2月に高平山〜火戸尻山を歩いたときに来た場所なので、「木原造林」の境界標(E)があることも覚えていた。

それにしても腹が減った。
食糧を置き忘れたという失望感が、余計に空腹を煽った。
まだ11時前なので、鳴虫山までマイペースで歩いても14時、十分に時間はある計算だが、腹はとても持ちそうにない。
残念だが、行程短縮で高平山経由でから下山することにした。

西へ進み、間もなく800m級ピークに到着。ここには木が白ペンキでマーキングされている。ここでわずかに北へ進むとすぐにまた木に白ペンキマークがあり、再び西へ向かって尾根を下りる。

北側の視界が開け、赤薙〜女峰の雪尾根が望める。

854ピークへの登りにかかったところで、屋根が半分欠けた石祠がある(F)。
昨年2月と変わらぬ姿であった。

854ピークは、昨年は積雪で気付かなかったのか、ここにも木原造林境界標があった。
ここからわずかに北へ進み、白ペンキマークの地点を基点に北西に下る。

この先の尾根はヤブが煩く、昨年はちょっと難儀したのだが、雪がないので掻き分けながら尾根上を進めたので楽だった。

高平山の直前に、これも昨年は積雪で気付かなかったが、木原造林境界標があった。間もなくで高平山に到着(G)。
996ピーク分岐点から1時間足らずでここまで来れたので、空腹の寂しさも少し紛れた。長居は無用で早々と下山にかかった。

昨年は高平山の北尾根を伝って登ったが、今回は北東尾根を下ることにした。
ただ、多少方向を誤っても林道に下り立つので、コンパスで北北東〜北東を確認しながら適当に下った。

白テープを何度か見かけたが、あまり気にしなくても良いと思う。
高平山から30分ほどで林道に下ることができた。

昨年林道を歩いたときは誰も立ち入らない忘れ去られた道かと思ったのだが、今回は車の轍が明瞭についていた。

堰堤を見て西から北東に方向転換し、さらに下って行くと、道路脇に多数の切り出された木が積み上げられていた。

清流園の看板のある橋を渡ると県道14号だ。

あとは30分ほどの車道歩きで東武日光駅に着く。
まだ13時だったのでもったいなかったが、自分のせいなので仕方がない。
車から離れるときは、車内に必要なものを置き去りにしていないか再確認しよう!
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【ルートマップ】






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