丹勢山 H19.10.13


週末の空き時間を使って秋の丹勢山へミニ山歩きをしてきました。
野州原林道はかなりの悪路でした。紅葉はまだこれからでしたが、沼ノ平のカラマツ林は非常に綺麗で、雰囲気の良いところでした。
(沼ノ平入口・駐車地)11:00---(溝で右折地点)10:27---(野州原林道出合)11:56---(丹勢山)12:05/12:20---(野州原林道出合)12:26---(駐車地)13:20---(日光テレビ中継放送局)13:28/13:37---(駐車地)13:42


@

清滝交差点からバイパスへ入らず、北側の住宅街への道へ入り、清滝交番から北へ進む細い道へ入る。

古河電工の壁に沿って坂を登り、曲がりながら古河電工の社宅集落を進む。
住宅は木造平屋の古い建物が多く、廃屋もかなりあって、寂れてしまっている。

表男体林道の道標が何ヶ所かあるので、それに従って進むと、野州原林道となる。

ジグザグにカーブしながら高度を上げていく。
途中までは、舗装されている。

ダートになると、道幅が狭い場所があり、路肩にはガードールもないので、もし対向車が来たらと思うと怖い。
石が大きかったり、路面が抉れている場所もあって、なかなかの悪路である。

平坦になると再び舗装路となり、道標のあるT字路になる(@)。
左は、日光テレビ中継放送局へ至る道になるが、間もなくゲートがあって入れない。

直進してすぐにヘアピンカーブとなる路肩に停めて歩行開始。
路肩から沼ノ平方面に、薄っすらと古い作業道跡があるが、これはルートとは関係ないようだ。

駐車できる路肩の少し先に「丹勢山国有林」と書かれた標柱のところにポストマークがある(A)ので、ここから入る(ガイドブックによっては、ここに宇都宮営林署の丸い看板があるとなっているが、現在はなくなっている)。

道は、標高1100m付近をトラバースしていくように、西に踏跡が続いている。
所々で踏跡は薄くなるが、ルートを失うほどではない。

広い尾根を乗り越え、駐車地から30分ほどで、大きく抉れた溝に出合う(B)。
ここで大きく右カーブし、溝に沿って登っていく。

溝はジグザグに付いており、地形図では斜面は急だが歩き易い。
涸れた沢を2度渡り、終始涸沢沿いに登っていく。
途中、涸沢の傾斜が急で、右に巻いて逃げる箇所がある。

登りが緩くなると笹原の気持ちよいルートとなる(C)。
わずかに窪んだ谷筋を外さずに直進すると、やがてルートは東に折れる。
(折れなくても野州原林道に出会うことは間違いないが、踏跡に従ったほうが歩き易い)

踏跡は薄くなるが、ゆっくり歩けば失うほどではない。テープも所々にある。
やがて、踏跡は丹勢山南西部の、標高1350mの丘へ向かう。
この丘は地形図にもポツンと載っているので分かる。

丘を越え、適当に北東へ向かい、樹林が切れると気持ちのよい笹原となり、
大きな黒い塩ビ管?を見て、野州原林道に出る(D)。

林道を横切って丹勢山の西尾根に取り付くが、道標は無く、テープが垂れるのみ。
下草が煩いところもあるが踏跡は明瞭で、10分ほどで広い笹原の山頂に到着した(E)。

この日は曇りでガスが出ており、男体山の姿は見えなかったが、山頂の南面には古河電工の工場や、清滝の住宅街を見下ろすことができる(F)。

帰りは林道に戻り、黒い塩ビ管(G)地点から元来たルートを忠実に戻ったつもりであったが、踏跡を辿るうちに抉れた溝の分岐点を過ぎてしまったのか違うルートに入ってしまった。

笹に覆われていたが道筋はハッキリ分かった(H)。
途中で、鳥獣保護区の赤い看板を見かけた。
南に目を向けても急斜面ではないので、地形図の破線よりは北、つまり沼ノ平のド真ん中を行くルートのようだ。

周囲のカラマツの木は、みんな紐で囲われている。
一直線に植林された木々は、非常に綺麗だった(I)。

しばらく気持ちのよいカラマツ+笹の道を東へ進むと、北へ折れて緩やかに下る。
このあたりから、踏跡の筋が2本認められ、昔は車が進入していたと思われた。

どこに至るのかと思いながら北進すると、何と駐車地に出た。
駐車地から沼ノ平方面に、薄っすらと古い作業道跡があるように見えたのは、この道だったのだ。

早く戻ってしまったので、日光テレビ中継放送局へ寄ってみた。
ゲートから10分弱で到着(J)。
周囲は刈り払われて気持ちがよい。

地形図の破線を探したが、道は見当たらなかった。
但し、電柱が破線の方面に続いており、辿ってみると面白そうだったが、そこまではしなかった。

林道にたくさん落ちている山栗を拾いつつ、悪路を下って帰った。

A
B
C
D
E
F
G
H
I
J


【ルートマップ】

(後日掲載します)





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