次石山周回 H19.2.4


JR文挟駅と東武板荷駅に挟まれた次石山は、あまり知られていませんが地元の方の信仰が厚いと聞いています。ルート上には道標の類はなく、自然のまま綺麗な山域です。尾根を一周しても短時間で歩けますが、次石山の東側は奇岩が聳える危険な場所もありますので注意が必要です。
(平野橋脇・駐車地)12:15---(1305P)12:45---(次石山)13:35/13:50---(雷電山)14:40---(372P)15:10/15:15---(390.6P)15:45---(中小倉・202m地点)16:15---(駐車地)16:35


@ 鹿沼市平野地区で行川を渡る平野橋の脇に駐車。
上には送電線が通っている(@)。

西へ車道を進み、そのまま西へ林道に入る。
地形図標高206m地点でY字路となるが、ここには「ごみを捨てないで」の看板がある(A)。
ここは右へあまり使われていない道へ入る。

すぐ右手の樹林の中に、石祠がある。
やや登りとなって左カーブになると、右の峠へ登る微かな踏跡があるのでこれに入る。

峠へ登り、西へ適当に取り付く。
305ピークは特に何もなく、西へ下る。
鞍部の木には、「大」とマークが塗られている。

登り返すと大岩が現れ、これを北に巻き、裏から再び尾根上に出る(B)。
岩稜を足元に注意しながら登り詰めると、次石山東の420m級ピーク直前で、岩場を巻くように南に下る薄い踏跡があるが、これはとりあえず無視して登り詰め、ピーク頂上に向かう。

ピーク頂上には、大正2年の立派な石祠が置かれている(C)。
ここから西へ向かうと、次石山と、その前に聳える岩峰(D)を一望にできる。
そのまま進んでも岩峰を垂直のクサリで下ることができると聞いた(未確認)が、あまり岩場で冒険したくないので、先ほどの分岐に戻り、南へ下る踏跡を下る。

踏跡は途中でハッキリしなくなるが、次石山への尾根筋を外さないように、途中で上へ戻ってみると、420mピークの先の絶壁を過ぎた先であった。
ここから、再び尾根沿いに登る。相変わらず岩稜だが、歩くのに支障はない。

あとは、やや傾斜の急な登りで、次石山の山頂に着いた(E)。
山頂には、三等三角点と昭和8年の石祠、何枚かの山名板がある。
南北にも踏跡がある。残念ながら展望はない。

北へ続く尾根を進む。
地形図では、北隣のピークで西へ下り、そしてまた北へ進むることになっているが、ここが分かり辛い。
西へ下るとすぐに北へ下る枝尾根があり、これに引き込まれてしまい30分のロス。
引き続き西へ下るのが正解なので、引き込まれないようにしたい。
ここには、壊れた細い境界標があるのみで、テープの類は何もない。

尾根なりに進むと、410m級ピークに石祠があり、雷電山の山名板(SHCカワスミ製)があった(F)。

雷電山の先で、犬の泣き声がした。
猟犬かと思ったが、その類の声ではないのでおかしいと思いながら近づくと、何と尾根筋に小犬が2匹いた(G)。
近くに人の気配なく、恐らく迷い込んだのだろう。

犬は私が近づくと警戒して後ずさりしたが、触るとおとなしくなった。
寒さで震えていて、どうにかしたいと思ったが、どうにもできなかった。

東北東に進み、北へ急傾斜を下る地点は分かりにくいが、送電線を意識しながら北側の斜面を意識していれば分かると思う。
私は犬のことを思いながら行き過ぎてしまい、分岐点の先の大岩でおかしいと思い、引き返した。これでまた10分のロス。

送電鉄塔は、372ピークの西直下にある(H)。
恐らく鉄塔から西へ巡視路もあると思ったが、鉄塔に寄らず、尾根を進んだので確認しなかった。
372は単なるヤブの中のピークで、何もないので少し休憩してすぐ出発。

北進して東へ下る地点では、木に「可」の字のようなマーキングがあるのが目印(I)。
その東隣の380m級ピークでは、北へ下る枝尾根に入らないように注意したい。

北東から北へ進路を変え、北西から来る尾根にぶつかる峠地点は巻いて過ぎる。
地形図では直下まで破線が登ってきているが、見る限り峠には踏跡はなかった。
すぐ東の380m級ピークも、南を巻いて過ぎる。

平坦な尾根を快調に進むと390ピークに着いた(J)。
四等三角点と、新旧の石祠が並んでいる。
眺めは良くないが、麓の音が聞こえるので人里近い雰囲気がする。

ここからの下山地点は、車を回収しやすいように南へとは思っていたが、特に下る尾根は定めず適当に下った。
南東へ南東へと粘ればずっと尾根伝いだったが、そこまでこだわっても仕方ないので真南へ下り、林へ下りた。

地形図の202m地点で平野地区へ向かう車道に出会った。
ここには、送電線鉄塔を示す黄柱と、馬力神が並んでいる(K)。

ここから平野橋脇の駐車地までは、20分ほどの歩きであった。
今回はルーファンミスが多く、反省の多い山行となった。
A
B
C
D
E
F
G
H
I
J
K


【ルートマップ】







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