与那覇岳 | H18.6.3 |
仕事で沖縄へ行くことが多いのですが、いつもは用件を終えると時間に追われてすぐに帰っていました。 沖縄本土最高峰の与那覇岳には、いつか時間を作って登ってみたいと思っていましたので、前日仕事を終えてすぐに帰らず、休みに乗じて登ってきました。 展望は皆無の亜熱帯樹林の山ですが、日光とはまったく趣の異なる山林を満喫したミニ登山でした。 |
(大国林道駐車地)8:24---(331地点)8:34---(登山口)8:45---(与那覇岳)9:05/9:14---(登山口)9:28---(駐車地)9:45 |
@ | 那覇市のホテルで目覚ましをかけて早起きした。 まだ仕事疲れが抜けず、眠い。 でも、飛行機の時間が決まっているので、ここで挫けたらどうにもならん。 せっかく出張の荷物に登山靴とシャツを加えて重い荷物を持ってきたのだ。 ホテルを出て、国道58号を北上した。 国頭村の比地川を渡り、奥間小学校への細い車道に入る。 山側へ進んでいくと、車道は奥間林道となる。 林道といっても、全線舗装されている。 ずっと進むと、大国林道との突き当たりになる(@)。 これを右折してすぐに駐車スペースがある。ここに駐車して歩行開始。 3分ほど林道を進むとY字路になる(A)。 ここで大国林道と別れ、左の未舗装道に入る。 幾つかのホームページには、ここに道標があることになっているが、何も見当たらなかった。 周囲は亜熱帯の樹林で展望は無く、いかにも湿度が高いという雰囲気。 地形図では車道になっているが、ゴツゴツした道で乗用車での通行はまず無理。 幅だけはあるので、ジープやランクルなら通れるかもしれない。 標高331m地点で大きくカーブする。 西に分岐する道も、道形は認められる。 すぐ先でまた分岐。ここは直進せず南東へ入る。 ダラダラと進んでいくと、突如広場になって、登山口の看板が現れる(B)。 地形図では、この先まだ車道が続くことになっている。 周囲を見渡すと、広場の手前からさらに先に続いていたが、草が繁茂して廃道のようになっていた。 さて、ここから本格的にいわゆる「やんばるの森」に突入となる。 登山口にはトラロープがあるが、まず使うことは無い(C)。 地形図では尾根を進むようになっているが、丈の高い草に覆われ、展望は全く無い。 踏跡は明瞭だが、道幅は狭く、ハブが出てこないか冷や汗をかく道だ。 踏跡は、急勾配は巻くように付いており、特に難しい場所は無い。 登山口から15分も歩くと、503m地点付近と思われる高みに出るが、踏跡がまっすぐ延びているだけで、ピークらしき雰囲気は全く無いので、そのまま進んだ。 そして間もなく、下りの途中で西へ直角に曲がる地点となった。 与那覇岳へ向かう踏跡であることは間違いないと思ったが、道標らしきものは道中一切見当たらなかったので、若干不安も感じつつ、西へ登っていく。 そして程なく一等三角点のある山頂に到着した(D)。 歩行時間約1時間の、短い短い道程だった。 山頂の周囲は背丈以上の笹が茂り、展望は無い。山名板すらない。 確かに標高は低いが、一等三角点の沖縄本島最高峰としてはあまりに寂しい山頂だった。 山頂からいろんな方向に踏跡があったので、どこかへ通じるのか興味があったが、飛行機の時間が迫っていたので探検している余裕は無く、元来た道を戻った。 あまり天気はよくなかったが、森めぐりなのかハイキングする人達なのか、何人の人かとすれ違った。 沖縄の山は、手付かずの自然が残されており、探検すると面白そうだが、いかんせんジメジメしていてヤブ漕ぎまでする気には・・・ 今度は沖縄県最高峰になる石垣島の於茂登岳にいつか登ってみたい。 |
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