鶏鳴山北尾根〜大原 H17.4.17


鶏鳴山へは今市市長畑の中井林道側から登るのが一般的ですが、今市駅南方から続く尾根を縦走したいと思っていました。
この尾根は、地形図では北峰直下が絶壁のように思え、それだけが不安だったのですが、特に問題なく登れました。
また、3ヶ月前に石尊山から笹目倉山を歩いたときに通った625ピークから、南に延びる尾根も歩いてみたいと思っていたので、両者をつなぐコースで歩いてみました。
今市駅7:58==(バス)==行川8:08---作業道入口8:15---622.6ピーク9:05---650ピーク9:55---鶏鳴山北峰12:03/12:15---鶏鳴山12:20/12:23---947ピーク12:40---815ピーク13:08---625ピーク14:22/14:30---大原バス停16:10


@ 今回は縦走コースになるため、今市駅から小来川行きのバスを利用した。
ただ、朝一番のバスでも8時である。本当はもっと早く歩きたかったので、今市駅から歩いても良かったが、やはりバスの誘惑には勝てず・・・

バスを行川(ナメガワ)で降り、小来川側へ歩く。行川を橋で渡るとすぐ左手に作業道の入口がある(@)。目印は何もないので、車で通れば通過してしまいそうなところだ。

作業道に入ると、道はすぐに二股になる。ここは右に進む。少し進んで大きく左にカーブして登っていくと、右(西)に取り付くべき尾根がある。作業道が終点らしくなるところで、右の尾根に取り付く。ここはほとんど高度が変わらないので、何の苦もなく取り付くことができる。

南に尾根を登っていくが、藪が煩い。藪がおとなしくなると今度は間伐材が行く手を邪魔する。

歩きにくい尾根を南進し、622.6ピークに到着。ここは三角点があるはずなのだが、間伐材が覆い被さり、三角点は見つからなかった。
ここからは小ピークのアップダウンが続く。相変わらず間伐材が尾根上を塞ぎ、歩き辛いところが多い。

622.6ピークと650ピークの中間鞍部には、植林の防護ネットがある。尾根伝いに歩いてくるとネットの北側を行くことになるのだが、藪でどうにもならない状況(A)。
ここでは無理やりでもネットを押し下げ、反対側へ移らないと歩けない。

650ピークは特に何も無いが、Y字になった朽ちた木が目印。
さらにその先で南に方向転換するピークがあるが、ここには逆L字に曲がった木が目印になる。
白沢から延びる林道が視界に入る鞍部を過ぎると急登となり、中山からの尾根が合流する。このあたりは南面が明るい。

750m地点を過ぎ、再度の急登。いくつかのコブを越え、北峰への鞍部に達すると、ここからは最後の急登となる。
北峰に近くなると尾根は広くなるが、南へ登る限り稜線にぶつかるのは間違いないので、歩き易い場所を選んで適当に登る。

尾根にぶつかった場所(B)は、北峰のすぐ東であった。ここには白テープが2つと、黄/黒のロープがある場所だった。
わずかに西へ登ると南へ方向転換し、北峰に到達した。
1月に登ったときとは全然違うおだやかな姿を見せていた。


北峰から815ピーク先の石尊山尾根分岐までは、【鶏鳴山〜笹目倉山】のページを参照されたい。

815ピーク直下のマル「ト」マークの木(C)を挟み、笹目倉山方面は案内標、石尊山方面にはテープが巻かれているので、テープの方向へ急坂を下る。

石尊山から笹目倉山へ歩いたときの815ピークへの登りは途方もなく長く感じたが、下りだと急とはいえ本当に楽である。

下り勾配が緩やかになると北が伐採された明るい尾根となる。
以前冬に歩いたときは伐採作業をやっていたが、もう終わったようで、捨てられたワイヤーが錆びていた。

このあたりはアカヤシオが咲き始めていた。
春を感じさせる、穏やかな道が急登になると、625ピークである(D)。

腰掛け朽木は3ヶ月前に登ったときと何ら変わらない姿であった。
小休止して、南に下る。

この尾根、そんなに難しくないかなと思っていたが、下りだとルーファンがとても難しい。南に方向を定めて尾根を下るといつしか西に逸れていて、元に戻って東に延びる尾根を行くとすぐに南に方向を変えてこれが正解であったり・・・という具合。

そんな難しいルーファンを繰り返しているうちに、今どこにいるのか分からなくなってしまった。集落が見えてきたので、大原にだいぶ近づいてきたのだろうとは思っていたが、この尾根は距離が長かったので、現在地を把握できない状態でそのまま歩いていてもつまらなくなった。

三角点のある355.7ピークには行きたかったが、適当に下りてしまっても良いと思いながら歩き、やがて神社の脇に出た。そこは、地形図の大原集落の奥に記載されている神社に違いないと思った。

事実、舗装路を降りていくと、大原バス停であった。
A
B
C
D


【ルートマップ】






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