石尊山〜笹目倉山〜天善教 H17.1.29


板荷の鍛冶谷集落から殿ノ入林道の終点で尾根に取り付き、石尊山〜笹目倉山と尾根を縦走して天善教へ下りました。
石尊山・笹目倉山とも山頂から展望は利きませんが、625ピーク〜815ピークの稜線は明るい尾根歩きが楽しめます。
今回は車を使いましたが、鹿沼⇔小来川森崎のバスをうまく利用するとよいと思います。
殿ノ入林道駐車地8:05---林道終点8:20---石尊山9:12/9:22---バークレイCC分岐10:20---625ピーク11:06/11:15---815ピーク12:57/13:05---643ピーク13:40---笹目倉山14:18/14:20---天善教バス停14:58


@ 板荷の鍛冶谷集落から殿ノ入林道に入り、少し行った所に停められるスペースがあったので駐車。そこから林道終点(@)まで歩く。

林道終点から、左(西)の山林に入ると、わずかに踏跡が認められる。踏跡は尾根には上がらず、谷沿いに続いているので、適当に右手(北)の尾根に登る。

この尾根を西へ詰めていくと、493ピークから来る主稜線手前ではかなりの急登になるが、そう長い登りではないので、ゆっくり登っていく。

主稜線に合流し、わずかに北西に登ると祠があり、そのすぐ先が石尊山の山頂(A)になる。ここまで来ても、雪はなかった。

石尊山から先の513ピークまでは、ルートファインディングの練習に最適のコースといえる。小ピークを越えながら小刻みに向きを変えるので、コンパスは必需品。

特に、石尊山の北西ピークから唐沢へ延びる尾根には引き込まれないよう注意したい。また、その先の尾根で418ピークに延びる尾根にも引き込まれやすい。こまめに立ち止まって現在地と方角を確認したい。

バークレイCC分岐を過ぎ、鞍部から513ピークまで来れば、あとは迷うことのない尾根道となる。
このあたりは休猟区になっているので、発砲音や猟犬の吠える声もなく、とても静かな山歩きができる。
513ピークと625ピークの中間点まで来ると、唐沢方面の大きな谷が見渡せる。

緩やかに登り詰め、625ピークに到着(B)。
ここには四等三角点があり、「R・K」氏の山名板がある。
展望は利かないが、明るく丸い山頂で雰囲気は良い。
腰掛けるのに丁度良い朽ちた大木がある。
ここから南の大原方面に長く延びる尾根があり、いつか辿ってみたいと思った。

625ピークからは急坂を下り、540ピークから先は明るい尾根で、とても気持ちの良いルートだ。
北側は伐採され、ハゲ山のようになっていて、谷底の林道まで見渡せる。
尾根上で、伐採作業をしていた方が昼食中であった。
「ワイヤーに足掛けないようにな」と声をかけられた。

明るい尾根が終わると樹林帯に入り、そこからは815ピークまで延々と急登が続く。

登り始めて早々、積雪が急に多くなり、アイゼンを着用した。
地形図から想像はしていたものの、鶏鳴山から縦走してきたときは単なるコブとしか思わなかった815ピークに、こんなにキツい登りを強いられるとは意外であった。

もう登り飽きたというくらい登り続け、815ピークに到達。
本来は815ピークの直下で笹目倉山への稜線に合流するのだが、石尊山側から来ると分かりにくい。気づかずに815ピークまで登ってしまった。


ここから笹目倉山までは、【鶏鳴山〜笹目倉山】のページを参照されたい。
要注意ポイントが2ヶ所ある。



笹目倉山(C)は、相変わらず雪で覆われたまま。
この日は曇っていたので、寒さが身に凍みた。ここで遅い昼食とした。

前回は、ここから宮小来川へ下ったのだが、今回は天善教へ下ることにした。
3時のバスに間に合うか、時間が微妙だ。

踵に力を入れながら、ジグザグにグングン下る。かなりの急勾配で、このコースを登ってくるのもなかなか大変そうだ。

天善教の鳥居をくぐり、さらに下ると天善教と一之宮への分岐点に出る。
この分岐点には、木の案内標がある
どちらを行っても同じような距離だが、バス停に近い天善教に下りることにする。

案内標によると、天善教の神社は、正式には「天地大王天神神社」というらしい。

バスの時刻が微妙だ。さらに急いで下りる。
いつしか雪はなくなり、踏跡を辿って下りていったが、もうすぐ下山というところで踏跡が薄くなり、道が消滅してしまった。
時間がないので構わず南に藪を下りると、右に天善教の鳥居が見えた(D)。
これをくぐると、天善教の境内が右に見えて、ひと安心。

階段を下り、右に行くとバス停があった。バス通過の5分前であった。

なお、天善教の少し東に、大きな看板で登山道新設の看板があり、「金鉱口まで車で行けます」と書いてある。このルートで行くとどうなるのか、機会があれば確認してみたい。
A
B
C
D


【ルートマップ】 (赤い破線が今回通ったルート)






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